チャレンジド・ヨガとは
はじめたきっかけ
1人の視覚障がいの女性のことば「やってみたいな、ヨガ…」
その言葉をきっかけに、2013年8月埼玉県所沢市で日本初として、全盲、ロービジョン(弱視)の方、または見えにくいと感じている方の視覚障がいの方のヨガクラス、チャレンジド・ヨガがスタートしました。
ヨガは、たたみ一畳分のスペースで移動を伴わず、体の隅々まで動かす事が可能であり、自身のペースで自宅でも日常的に行う事が出来るため、視覚障がいの方に適していると考えました。
活動目的
-
- ヨガを通じて、視覚障がいの方へ安全に定期的、継続的に体を動かす機会の提供
- 障がい者=チャレンジドが社会・自分の為に、本来の力を生かせる機会の提供
- ヨガの本来の意味=「Yuj(ユジュ)繋がる」地域コミュニティの創出を目指します
- ヨガを通じて、社会の障がいに対する意識・認識を変化、気づきを促進する活動をします(共に生きる社会を目指します)
活動内容(目的達成のための、6つの活動の軸)
-
-
- 定期ヨガクラスの継続
- 地域イベント開催
- 自主的な地域定期クラス(地域コミュニティ)の創出
- 活動を知っていただくための講演・研修会、研究発表
- サポーター勉強会
- オンラインヨガクラスの継続
-
チャレンジド・ヨガの特徴
- 1) ゆっくり、安全に、そして楽しく!をモットーに1つのポーズを反復練習する
- 3STEP方式でポーズを理解していきます
- STEP1:とにかく自分でやってみる
- STEP2:サポーターさん、インストラクターさんと一緒にポーズを練習
- STEP3:自身の力でそれぞれが本日の練習の成果、完成ポーズ
- 2) 分かりやすい言葉と声が聞きやすい環境
- 障がい者指導経験のあるインストラクターが、分かりやすい言葉を使って、ポーズを説明します。インストラクターやサポーターさんの声が聞こえる環境を大切にするため、原則として音楽を掛けずに進行します。
- 3) ロービジョン(弱視)の方に見やすい環境
- 黒のヨガマットやコントラストの高い配色のヨガウェアを着用するなど、ロービジョン(弱視)の方に見やすい環境を作っています。
※ヨガマット提供:(株)オッシュマンズ・ジャパン
ヨガウエア協力:Aumnie Japan(アムニージャパン) - 4) 世界共通のポーズ
- 個人の身体の状態に合わせて、壁や椅子、タオルなど身近なものを活用し、「障がい者向け」にアレンジしたポーズではなく、世界共通の正式なヨガポーズを習得する事を目指し、お伝えしています。
- 5) サポーターの誘導、動作支援
- ヨガインストラクターや医療・福祉関連のサポーターさんが参加者数名に対して1名つき、声かけや誘導、動作支援を行っています。
- 6) 会場までの送迎
- 希望者には最寄り駅から会場間の送迎を行っています。
※オンラインチャレンジド・ヨガクラスでは、上記の1から4の特徴プラス、オンラインならではの特徴を取り入れています。